フリーランスがやっておけばよかったと後悔している4つのこと
勤務時間も働く場所も選べて、通勤ラッシュも関係なく自分のペースで働ける、とっても自由なイメージのフリーランスという働き方。一度は憧れたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、会社に所属しない分、フリーランスはすべてが自己責任。営業活動や顧客対応はもちろんのこと、税務、経理、各種手続きまで、自分でやらなくてはならないことがたくさんあります。
フリーランスの先輩方も、大変に思っていることや、やらなくて後悔していることなどが意外とあるようです。
そこで、いつかはフリーランスとしていつかはフリーランスとして独立してみたいという方がぜひ知っておきたいフリーランスになる注意点をまとめていきます。
会社員を辞める前に!チェックしておくべきフリーランスのデメリットって?
時間もやり方も自分次第、上司や会社に縛られずに自由に働けて、がんばり次第では会社員より稼げるフリーランス。とっても夢がありますよね?
では、具体的にフリーランスになるデメリットとはどのようなことがあるのでしょうか?
収入が不安定
これは当たり前のことですが、会社員と違って毎月決まって支払われる固定給がフリーランスにはありません。もちろんボーナスもありません。
事業が軌道に乗るまでは収入がほとんどないかもしれませんし、万が一体調が悪くて働けなくなったりしたら会社員のように傷病手当をもらって少し休む、ということもフリーランスには難しいですね。
良くも悪くも報酬が全て自分の頑張り次第なので、しっかり稼げる仕組み作りができるまでは生活も不安定かもしれません。
社会的信用が弱い
日本ではまだフリーランスという働き方をしている人が欧米に比べ少なく、社会的な信用も高くないのが現状です。
特にそれが顕著に影響するのが、金融機関との取引。具体的にはクレジットカードを作る場合や、銀行からの融資を受ける場合です。
カードを作ったり融資を受けるとき、自分の勤め先の会社を記入しますよね?会社員は会社がバックに付いてると見てもらえるので、融資やカードの審査に通りやすいです。
一方フリーランスにはそういった後ろ盾がなく、収入も不安定と思われるので、会社員に比べると審査が通りにくいことが多いようです。
社会保障が少ない
まずは健康保険です。会社員は会社が半分保険料を負担してくれますが、フリーランスは全額自己負担ですね。年金も会社員は厚生年金ですが、フリーランスになると国民年金になり、将来受け取る年金が会社員に比べ少なくなります。
また、介護保険や労災保険、雇用保険などもフリーランスにはありません。
大企業に勤めていると、扶養手当や住宅手当などの手当てがいろいろともらえることも多いですが、そんなものもフリーランスにはありません。
会計・税務処理が面倒
会社にいれば、経理や事務の担当の方が勝手にやっていてくれた会計処理や税務申告も、もちろんすべて自己責任です。
毎年自分でしっかりと会計処理を行い、確定申告もしなければなりません。
事業をやっていく中での収支をしっかりこまめに記録することが大切ですね。
フリーランスが後悔していること4選!
フリーランスになる上でのデメリットがわかったところで、弱点を克服するにはどうするのがいいか、先輩方が特に後悔していることを紹介していきます。
いくらあっても困らない!貯金!
フリーランスになると固定給がないので、事業が軌道に乗るまでは収入がゼロ、ということも当然のようにあります。
でもただでさえやらなければいけないことが満載のフリーランス。お金がないからと、自分の事業のほかにアルバイトで生活費を稼ぐ…なんてことはなかなか難しいですよね。
自分が始める事業で見込まれる収入にもよりますが、できれば会社員を辞める前に半年から1年分くらい生活できるくらいの貯金があると安心です。
ローンやカードは会社員のうちに!
先ほど書いた通り、現在の日本では思っている以上にフリーランスの社会的信用は低いです。
実際にローンを組もうとしたら会社員のときよりかなり悪い条件での融資になってしまった、審査が全く通らなかった、などという経験をしている先輩もたくさんいます。
ローンを組んだりクレジットカードを作る場合は、会社員のうちにしたほうが条件もよく、審査も通りやすいことが多いですよ。
節税対策にも!確定拠出型年金!
フリーランスはもしものときの保障が会社員に比べ圧倒的に少ないです。
年金も厚生年金に入っている会社員に比べかなり少なくなってしまいますので、できれば個人年金を掛けておくのがおすすめです。
確定拠出型年金は掛け金を所得から控除することができるので、節税対策にもなりますし、運用の成果次第では年金の受給額を大きく増やすこともできるので、ぜひ掛けておきましょう。
新たなビジネスチャンスにも?!人脈作り!
フリーランスになると、会社という後ろ盾もなく、組織に属しているわけでもないので、人脈を広げるのが会社員より難しい場合があります。
会社員だからこそ知り合える人や、参加できる勉強会などがあれば、積極的に参加して、ビジネスチャンスを広げておきましょう。
しっかりとした対策で夢のフリーランスとして活躍しよう!
フリーランスは自由で憧れの働き方である反面、面倒なことやデメリットもたくさんありました。
でも、きちんとした対策をして取り組めば自分の頑張り次第で可能性が無限大に広がる、夢いっぱいのフリーランス。実際に、様々なデメリットを乗り越えて成功している先輩もたくさんいます。
これから独立を考えている方も、先輩方の失敗をうまく活かしながら、夢に向かって挑戦してみてはいかがでしょうか。