【疑問】ハゲと遺伝の関係性について
昔からハゲは遺伝するや、家族にハゲている人がいれば自分もハゲるなどを聞いたことがある人もいると思います。
将来的に遺伝でハゲると分かるとするならば、何か予防の手段を立てることが可能です。
まずは、ハゲと遺伝の関係についてまとめました。
遺伝について
父親の精子にはXとYの2種類の染色体があり母親の卵子にはX染色体があります。
この染色体はDNAで構成され、これが遺伝の役割を担っています。
男の子は父親からY染色体、母親からX染色体の受け継ぎペアを作り、女の子は父親からX染色体、母親からX染色体を受け継ぎペアを作ります。
人間には47本の染色体があり両親で作ることが可能性な子どもの染色体ペアはとてつもなく多く、同じ遺伝子を受け継ぐ可能性はほとんどありません。
ですので、同じ両親から生まれた子供でも遺伝には個人差があります。
薄毛遺伝子について
遺伝子の種類の中にデンセイホルモン受容遺伝子という遺伝子があります。
これを通称薄毛遺伝子と言います。
この遺伝子はX染色体の中に含まれており、男性ホルモンの働きと関係しています。
男性ホルモンは分泌されるときに脱毛作用があることがわかっています。
詳しいことはまだ解明されていませんが、薄毛遺伝子を遺伝している場合に男性ホルモンによる脱毛が多くなる可能性があるということです。
薄毛遺伝子は誰から遺伝するのか?
薄毛遺伝子はX染色体の中に含まれています。
このX染色体は主に母親から遺伝しています。
最近はY遺伝子にもはげやすい遺伝子が含まれているという研究もあるので一概に母親からの遺伝だけとは言い切れませんが、一般的には母親から遺伝するといわれています。
母親がハゲていなければ大丈夫?
母親がハゲていなければ自分もハゲないのか?
という問いですが、母親がハゲていなければ自分もハゲないというとはありません。
女性には女性ホルモンという脱毛作用を防止する成分があります。
ですので、薄毛遺伝子を持っていても母親がハゲているとは限らないと言えます。
自分が薄毛遺伝子を持っているか分かるの?
簡単な方法で言うと、母方の祖父がはげているかどうかで判断することができます。
しかし、これも確実な方法ではありません。
本当に詳しく知りたい方はAGA遺伝子検査という検査の方法があります。
AGA遺伝子検査は、口内の粘膜を採取して専門の医療機関や専用の検査キッドで手軽に行える検査の方法です。
早いうちにAGA遺伝子検査を受けると正しい知識を持った医師による適切な治療や予防を受けることが可能です。
ハゲの原因は遺伝だけではない
男性のハゲの原因について
男性のハゲの原因でいうとやはり男性ホルモンによる影響が大きいと言われています。
生活の乱れにより、ホルモンバランスが乱れることもあるので健康的な規則正しい生活を送ることが必要不可欠です。
女性の男性ホルモン量は男性の10分の1といわれていますが男性ホルモンが多い女性も注意が必要となります。
女性のハゲの原因について
女性は妊娠や出産によって抜け毛が増えることが稀にあります。
妊娠や出産は女性にとってホルモンバランスも不安定となり、生活環境も大幅に変わるなど大きなストレスにもなったりします。
また、女性ホルモンの減少もハゲる原因の1つです。
女性は年を重ねるほど女性ホルモン量が低下します。
特に更年期は女性ホルモンの分泌量が減り、その時期からハゲ始まることも多いので早めの予防が必要だと言われています。
男女の遺伝以外のハゲの原因
まずは、たばこです。
たばこは血液の循環を悪くしてしまうので、吸っている人はたばこを止めることをオススメします。
お酒もあまりよくありません。
適量であればいいのですが、お酒のアルデヒドは脱毛する働きのある成分を増加させてしまいます。
そして、脂っこい食事はなるべく避けるようにしましょう。
頭皮に油が分泌されると頭皮環境が乱れてしまいます。
適度な運動を心がけ、血液の循環を良くするようにしましょう。
もちろんストレスは抜け毛の原因になりますので注意が必要です。
また生活改善を意識しながら、育毛剤を併用するのもハゲ予防、薄毛改善の対策になります。
遺伝性の可能性でハゲるとしても、対策をしっかりと考えて対応していければ何も問題ありません。
まずは、生活改善の意識を持ったり、育毛剤を取り入れたりと自分にできるころから少しずつ始めてみましょう。
早めに行動することが何よりの解決策になると思います。